2009年11月7日土曜日

必須ミネラル、カリウム

カリウムは、ホウレンソウ、白菜、キャベツ、ニラなどの葉野菜、
大豆や枝豆などの豆類、
なす、ピーマン、かぶ、大根等の野菜、
里芋、サツマイモ、ジャガイモ、山芋などのイモ類、
トマト、アボカド、スイカ、りんご、ばなな、きういメロンなどの果物、
わかめ、ヒジキ、あおさ、とろろ昆布などの海藻、
そして牛乳やさわら、アジ、タイ、マグロなどの魚類と
幅広い食品に含まれている。

カリウムはナトリウム(食塩)と関係が深く、体内のナトリウムとカリウムのバランスを維持する必要がある。細胞内に多くのナトリウムが入ってくると、ナトリウムポンプという調節機能により、細胞外からカリウムを取り込むと同時に、変わって余分なナトリウムを細胞外へと排出して、一定の濃度を保つ機能がある。

ミネラルタンパク質脂質炭水化物ビタミンと合わせ五大栄養素の一つだ。又食物繊維を加え六大栄養素と呼ばれる事もある。ダイエットには炭水化物と脂質の摂取の制限と食物繊維を積極的に取る事が欠かせない。

カリウムには種々の効能があるが、中でもナトリウムの過剰摂取を防ぐ役割は非常に大切だ。

ナトリウムの濃度が高くなりすぎると高血圧の元となるため、塩分の取り過ぎにはカリウムの積極的な摂取が有効とされる。
過剰なカリウムの摂取は腎臓の機能が低下している場合は、排泄機能が十分に働かず、カリウムがどんどん体内に溜まってしまい、高カリウム血症を招くこともあるが、腎臓機能に問題のないほとんどの人にとっては過剰摂取は心配なく積極的なカリウムの摂取が望ましい。カリウムの必要摂取量は2005年より引き上げられ3500㎎となったが、日本人の摂取量の平均は2400㎎と不足気味だ。

カリウムは酵素を活性化を促し、筋肉のエネルギー代謝を助ける。
体内でカリウムが不足すると筋肉の収縮が円滑に行われなくなり、脱力によるだるさや、不整脈を引き起こす。
発汗によって水分と同時にカリウムも発散されてしまうので、カリウム不足により、全身の脱力感がでる。夏バテ時は水分だけでなく、カリウム等汗で失われたミネラルの補給が必要だ。

カリウムには筋肉の収縮・弛緩を助ける働きがあり、腸内の筋肉の働きを促し蠕動運動を助けて、便秘を解消する。

尿酸やたんぱく質の燃えカスなどの老廃物の腎臓における排泄を促す。

0 件のコメント:

コメントを投稿