2009年10月6日火曜日

食感の良いエリンギ

エリンギは独特の食感で高級感もあり、味覚もおいしいキノコだ。

スーパーへ行けばブナシメジ、椎茸、なめこや舞茸に交じってエリンギが売られている。エリンギは日本では比較的新しいキノコだ。原産地はイタリアで日本ではアワビタケとも呼ばれている。独特の食感がアワビの食感と共通するからだろうか?

キノコ類には抗がん効果があるといわれている。これは、キノコに含まれるビタミンB2が、がんの原因の一つである活性酸素の働きを抑え、さらにグルカンなどの多糖類が体の免疫能力を高め、がん細胞を攻撃してくれるからだ。
 エリンギも同様の効果がある、さらに、食物繊維が4.3%と豊富に含まれており、エリンギの歯ざわりのよさは、豊富な食物繊維によるものだ。食物繊維は腸を掃除し、コレステロール値を下げ、高血圧、動脈硬化を抑えるなど、メタボリック症候群の解消に効果がある。

エリンギには又、
ナイアシンビタミンD葉酸パントテン酸やカリウムを多く含む

ナイアシンは糖質、脂質、たんぱく質などの三大栄養素から、エネルギー変換を助ける。体内にナイアシンが吸収されると活性化され、ビタミンB1や B2、B6などと共に、エネルギーを作りだす働きがある。このとき、ナイアシンは酵素の働きを助ける役割をしていて、「補酵素」と呼ばれる。
ナイアシンはアルコールを分解する働きがある。体内で、アルコールを分解するときは、「アセトアルデヒド」という有害物質が出来る。ナイアシンは、このアセトアルデヒドを分解する。アルコールの飲料で、その量に比例して消費される。

ビタミンDとは、カルシフェロールとも呼ばれ、 カルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯の形成・維持に不可欠な脂溶性のビタミンだ。

葉酸が不足すると、悪性の貧血、口内炎、食欲不振、等の症状が現れる。
妊娠初期に葉酸不足を起こすと胎児に神経障害を起こしやすくなる。

パントテン酸は余分な脂質が原因のにきびや肌荒れを改善、アトピー性皮膚炎にも効果あるとされ、美肌の栄養素と言える。
パントテン酸は、葉酸やビタミンB6とともに免疫のためのたんぱく質を作る働きがあり、これにより風邪や細菌などの感染症に対する抵抗力が高る。
コレステロールには血液を循環してコレステロールを細胞まで運ぶ悪玉コレステロー ル(LDL)と、血液や細胞内にある余分なコレステロールを回収する善玉コレステロール(HDL)がある。
パントテン酸にはこの善玉コレステロール(HDL)の生成を促す働きがあり、悪玉コレステロールを回収し、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に効果がある。

カリウムは利尿作用を促進させて体内のナトリウムを外に出す働きがあり、高血圧を改善するのに役立つ。

このようにエリンギは栄養豊富な食べ物だが、カロリーがほとんどなく、特にダイエットには最適な食べ物だ。

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