コラーゲンは関節部でスポンジ状に存在し、クッションの役目をする軟骨成分を形成する。
コンドロイチンはこのコラーゲンのスポンジの中に存在し、軟骨の弾力を強化する。
ヒアルロン酸はこの軟骨どうしがすりあうときに潤滑油として働く関節油となっている。
したがって膝や足などの関節の痛み防止にはこれらの三成分が不可欠となってくる。
医食同源と言う言葉がある、機能を向上させたい部位があるときはその部分を食べると良いということだ。
この原理にしたがえば、肌をきれいにしたいときは動物の肌(皮)を食べれば良いと言う事だ。膝に問題あれば、鳥の関節にある軟骨成分を食べれば良いと言う事だ。
コラーゲンもその考え方から最近話題になっている食品あるいは化粧品だ。軟骨成分ではグルコサミンとコンドロイチン等もよく見かける。
TVコマーシャルで、年齢とともに減るコラーゲンのサプリメントが良く宣伝されている。
コラーゲンは真皮(皮膚)、靭帯、腱、骨や軟骨に含まれるたんぱく質で 人のタンパク質の30%はコラーゲンであると言われ、コラーゲンは又細胞組織をつなぎ合わせる接着材としての役割も持つ。
コラーゲンの必要性は一つはひざなどの軟骨部が加齢とともに減少し関節が不自由になってくる事や、それに伴い痛みが出る事があげられる。
もう一つは保湿材として肌の水分を保つためにコラーゲンが注目されている。これは食べるのではなく、肌に直接つけて吸収させようというものも多いようだ。
加齢とともにコラーゲンが失われるためにコラーゲンをサプリメントで補充しようといるのだが、コラーゲンは胃や腸でアミノ酸に分解されて吸収されるので、コラーゲンを摂取することが直接的に軟骨などのコラーゲン補充に役立つという保証は十分に証明されてはいない。
コラーゲンを構成するアミノ酸はグリシンやヒドロキシプロリン・ヒドロキシリジンなどだ。ヒドロキシプロリン・やヒドロキシリジンは他のタンパク質には含まれないが、ビタミンCを補酵素として体内で合成される。
コラーゲン不足を解消するための方法は科学的に十分解明されていないが、コラーゲンのサプリメントなどを偏って摂取するのではなく本来コラーゲンが多く含まれている、牛スジ、皮や魚のアラや煮汁などの食品を取るのが望ましいと思われる。
魚の煮こごりはコラーゲンがゼラチンかしたものであり、煮魚は汁ごと食べる事が望ましい。
2009年10月14日水曜日
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