2009年8月31日月曜日
腰痛
肥満と腰痛の関係を科学的にはっきりと証明したものは無いようだが、肥満になることと、筋肉が弱くなることで腰痛のリスクが高くなってくるようだ。
肥満によりお腹が出てくると、体の重心が前に移動して、自然な背骨のS字カーブに、過大な負担がかかる。お腹が出ているため腰がそり返り姿勢も悪くなり椎間板などに大きな負担がかかりやすくなるのだ。
筋肉質の人は正しい姿勢を保つだけの筋肉があるが、肥満の人の多くは運動不足で、筋肉も弱くなっている為に直接腰に負担が掛ってしまうのだ。
お腹が大きくなるとどうしてもズボンがきつくなり、またベルトで絞めつけるため腰に無理な力が掛りがちになる。
この腰痛を治すためにはダイエットと正しい運動が不可欠となる。
いきなり激しい運動を始めても逆に筋肉を痛めたりすることが多い、まずはウォーキングとラジオ体操程度の軽い運動から始めたい。
2009年8月30日日曜日
疲れをとる食べ物
疲労回復には体の体温を高く保つ、体温を上げることで免疫力が向上し最近から体を守ってくれる。
和食中心で、根野菜や温野菜、色の濃い食べ物を食べることで体温を高く保つ事ができる。特に、生姜、梅干し、玄米、コ-ヒ-、ココア、柿の葉茶、などは、体を温める効果が強い。
生姜には辛み成分のジンゲロロールは殺菌力を持ち加熱料理すると効果が強くなるショウガオールは血行を良くする作用がある。
ストレスや疲労が蓄積してくると、疲労物質である乳酸が体内にたまる。血行の悪い人はこの疲労物質がいつまでも細胞内に残り疲労が取れない。クエン酸を取ることによりこの乳酸を分解する。
クエン酸の多い食べ物としては梅干しや酢などがある。
梅干しはクエン酸が多いだけではなく唾液の発生を促す。唾液には、若返りホルモンといわれるパロチンが大量に含まれている。
酢は新陳代謝をよくし、疲労回復が早くなる。リンゴなどの果汁やはちみつを加えて飲みやすくするとよい。酢は身体を冷やすことがあるのでお湯でわりであたたかくして飲む事がよい。
これ以外に疲れに良いと言われている食べ物は多い、黒ゴマ、ニンニク、山芋、シイタケ、クコや朝鮮ニンジンなどはその一例だ。
2009年8月29日土曜日
ビタミンK
ビタミンKは腸内で微生物により生成されるため、一般に不足することは無いと言われている。
ビタミンKは血液を正常に凝固させるための必須物質で。出血時に血が自然に止まるのは、体内に血液を凝固させる物質があるためで、その血液を凝 固させる物質のひとつであるたんぱく質を活性化させる補酵素として働くのが、ビタミンKだ。
ビ タミンKには、骨を丈夫に保つ働きもある。ビタミンKが不足すると、骨に十分にカルシウムが取り込めなくなり、細くもろい骨になる。このためビ タミンKは骨粗鬆症の予防に有効とされている。
ビタミンKにはK1とK2の2種類あり。
K1は主にに植物の葉緑体で作られるため、ほうれん草 などの緑色の濃い野菜や海草などに多く含まれる。
K2は主にに微生物によって作られ、発酵食品である納豆などに多く含まれる。またビタミンK2は腸内細菌 によっても合成され、一般に不足することはないと言われている。
普段から緑色野菜や発酵食品を食べていれば心配はなさそうだ。
2009年8月28日金曜日
ストレスにハーブティー
ハーブティーはリラックス効果や安眠の効果がある。
中でもジャーマンカモミールはりんごの様な甘い香りでリラックス効果が大きい、カモミールはお茶で楽しむ以外にアロマオイルや入浴に使うことでも同様の効果がある。
代表的なリラックスティーとしては
カモミールは体を温め、気持ちを穏やかにします。鎮静作用がある。
ペパーミントはリフレッシュ効果、口臭を防ぎ、消化を助ける。疲れが取れさわやかな気分にる。
ローズマリーは気分をリフレッシュ、集中力を高める。強壮作用に優れ、疲労回復に良い。
テレビをつければ不景気、失業、殺人、政治家の汚職などストレスを感じる毎日だ、そんな時ハーブティーを飲み、心を高揚するような音楽に接すると、体はリラックスしてストレスを解消してくれる。
精神的なストレスには運動によるストレス発散が効果的と言われている。頭を空っぽにして汗を流して運動することは、肉体的疲労感で精神的疲労感を置き換え てしまうことができる。普段の会社生活や社会生活ストレスがたまることが多い、体を動かしてストレスを溜めない事が大切だ。
ある種の音楽は精神を安定させたり、高揚させてくれることが知られている。ドボルザークの交響曲9番「新世界より」などは聞いていると希望が出てくる。
さみしい音楽ばかり聞いているとその周波数が体に共鳴してアルツハイマー病を引き起こすともいわれている。また、暗いニュースばかり見ていると本当に気持 ちが落ち込んでしまう。ニュースなどは必要以上に見ることはない。暗い気分にさせるニュースを消してお笑いを見るのも良いだろう。
ストレスに最も効果があると言われるハーブはカモミールだ。カモミールは菊科の植物で家庭でも、ベランダでも簡単に栽培することができる。小さな菊のよう な花をたくさんつけるので、見ることもストレスの解消になる。カモミールはローマンカモミールとジャーマンカモミールの二種類あるが、ローマンカモミール は多年草、ジャーマンカモミールは一年草という違いがある。
秋に種をまけば翌年の夏にはたくさんの花をつけてくれる。たくさんとれた花を天日で干して保存しておけば一年中お茶や入浴剤として楽しむことができる。
カモミールにはリラックス効果以外にも消化促進、鎮静作用、腹痛や下痢に、風邪やインフルエンザ、アレルギー症状の緩和、消炎作用、鎮痛作用、発汗作用、 保湿作用、婦人科系のバランス調整、弛緩作用、鎮痙作用、殺菌作用、利尿作用、健胃作用など幅広い効果を持つカモミールだが、子宮収縮作用があるので、妊 娠中の多量摂取は避ける必要があるそうだ。
2009年8月27日木曜日
三陸海岸の美人海女、うに
中国でよく出張していたが、北部の人と南部の人は顔立ちが違う。
日本でも秋田美人という言葉があるが、北部の人は比較的スラリとして色白で鼻も高く美人系だ。又大豆を良く食べる地方は巨乳が多いという説もある。
8月24日の「とくダネ」で北限の海女(美人)を紹介していた。岩手県北部の三陸海岸久慈市での観光海女だ。
この地は言わずと知れた三陸海岸、海産物が豊富なところだ。寒流の親潮、暖流の黒潮がぶつかりプランクトンが大量に発生し、そこに魚や海産物が集まってくるのだ。ウニもおいしいが、北国ゆえに美人も多い。
寿司ネタでは中トロやいくらもおいしいがウニも食べたい食材の一つだ。普段は回るお寿司で一貫か二貫だけウニを食べることがあるが、高価なものなので満足するまで食べることは無い。
きれいな海女を見て、おいしいウニを食べることができれば幸せだ、一度行ってみたいものだ。
岩手県の少し大きなスーパーへ行けば、生ウニを牛乳瓶に入れたものが売られている。
専門の魚屋ではウニを殻付きで売っている。パッケージで1000円だ。今回は一人一パッケージを奮発して満足だ。寒流の黒潮と暖流の親潮が出会う三陸、ここでとれる魚介類はリッチな味とさわやかな磯の香りが特徴だ。
おいしい食べ物は体にいいものだ。うにには鉄分、ビタミンB2そしてビタミンB1等が含まれている。
鉄分は貧血の予防。骨粗しょう症、糖尿病の予防に役立ち、
ビタミンB1,ビタミンB2は脳の機能を正常に保ち、皮膚や消化器官の粘膜を保護し、細胞の生成を助ける効果がある。
2009年8月26日水曜日
ビタミンE
それぞれの効能を理解し、自然の食材から補給することは健康的な毎日を過ごすために大切な事だ。
ビタミンEはビタミンA,B,Cと比べると少し働きが違っている。
ビタミンEは、抗酸化作用の強い脂溶性のビタミンで、過酸化脂質を抑制し動脈硬化を予防する効果が期待できる。脂溶性のビタミンは過剰摂取による障害がある場合が多いが、ビタミンEの場合は取り過ぎによる障害は報告されていない。人間の病気や老化の90%は活性酸素が原因といわれている。
人間がもともと生きていくために吸った酸素の中からストレス・喫煙・紫外線などの刺激 で毒性の強い活性酸素に変化する。これが細胞を傷つけて、ガンや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす。更に、アトピー性皮膚炎、シミ、 シワの原因となったり、老化のスピードを早めたりする。この活性酸素を除去するのが抗酸化物質だ。
一日に必要な最低摂取量は成人女性で7mg成人男性で9mg、日本人の平均摂取量は約10mgと言われている。
ビタミンEは毛細血管で血液の流れをスムースにする働きがある。ビタミンEが欠乏すると、血行障害に起因する体調の不良が起こりやすくなる。肩こりや頭痛、しもやけ、冷え性などだ。更年期障害を悪化させる場合もある。
また、過酸化脂質がたんぱく質と結合し老化色素を作り出しますので、ビタミンEが不足すると、老化の進行を早めてしまう。
ビタミンEをたくさん含む食べ物はアーモンド、落花生などのナッツ、たらこ、ウナギ、ニシンやカボチャ、アボガドひまわり油そしてひまわりの種などがある。
2009年8月25日火曜日
モロヘイヤのすまし汁
モロヘイヤはその昔クレオパトラが愛したと言われるエジプトを原産地とする野菜だ。日本では1980年以降に普及した。 食用とされるのは、若い葉や枝で、葉を細かく刻むと、モロヘイヤ特有のヌメリが出てくる。 含有される成分では、ビタミンAやビタミンB群、ミネラル類である鉄分やカルシウムなどが含まれる。 旬は六月から八月にかけてで、現在日本においてもに栽培されている。
8月24日の関西テレビ「よーいドン 産地の奥さんごちそう様! 」
今週の食材は、奈良県田原本町の名産「モロヘイヤ」!で奈良県のモロヘイヤが紹介されていた。このネバネバ食品になんとおなじネバネバ食品のオクラとなめこまでいれてすまし汁を作ると言うのだ。
- モロヘイヤのすまし汁
- ・昆布ダシになめたけを入れ、薄く輪切りにしたオクラを加える。
・細かく切ってネバネバになったモロヘイヤを入れる。
・ダシ汁がトロトロになるまで、じっくり煮込む。
・仕上げにハモと梅の実を盛り付ければ完成。
食品に含まれるねばねば成分は水溶性食物繊維で、人間の粘膜に似た構造を持ち細菌から体を守ったり、精力をつけたりすると言われてきた。
オクラは納豆ほどの人気はないが、もっと手軽に食べたい食材の一つだ、軽く茹でるとねばねば成分がのこり独特の食感だ、納豆は臭いが気になり食べられない人も少なくないが、オクラはその点臭いも少なく食べやすい野菜だ。
なめこはキノコ類で食物繊維の豊富な食べ物だが、不溶性食物繊維以外に表面にぬるぬるがあり、これが水溶性食物繊維で体に良いと言われている。
2009年8月24日月曜日
寒天
寒天は食物繊維の多い食べ物だ。食物繊維の含有量は食物の中で最も多い。食物繊維の多い食べ物としては多い順から、寒天81.3%、キクラゲ74.2%、ひじき55.0%、干しシイタケ43.4%なのだ。寒天に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維でコレステロールの減少にも効果がある。
寒天はテングサ等の海藻を原料として作られるものだが、なぜか海のない信州で寒天作りが盛んなようだ。 諏訪地方で寒天の製造が始まったのは、茅野市玉川が発祥の地で160年ほどの歴史がある。
冬の高原地帯の寒気を利用した天然角寒天づくりは、長野県を代表とする地場産業であり「信州寒天」づくりは冬の風物詩。
寒天はあんみつのゼリーなどに使われるが、水ようかんやフルーツゼリーに使われているようだ。
食生活を見直しこの食物繊維の多い寒天を多用したいものだ。
2009年8月23日日曜日
ビタミンD
ビタミンDとは、カルシフェロールとも呼ばれ、 カルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯の形成・維持に不可欠な脂溶性のビタミンだ。
一日に必要なビタミンDは5μgで上限は50μgだ。
紫外線を浴びることにより体内で合成されるが、不十分なため食品からの摂取が必要だ。
食品で摂取する場合は、マグロや鮭やニシンなどの魚には一切れあたり20-30μg含まれるため、魚中心の食事をしている場合はビタミンDの不足は心配ない。
そのほかキクラゲ、卵黄・にも多少含まれている。
2009年8月22日土曜日
抜け毛、白髪にアロエがよい
アロエ医者知らずと言ってやけどや傷など皮膚の保護再生促進があり。胃粘膜の修復作用もある。肌にはアロエの保湿性がしっとり肌を作ってくれる。便秘に対してもすぐれた効果がある。あまり知られていないのが抜け毛や白髪にたいする効果がある。
抜け毛や白髪は人それぞれに原因が違い、万人に効果のある育毛や白髪防止法はなさそうだ。
まず抜け毛の予防には脱毛の原因になる男性ホルモンの働きを阻害する必要がある。
大豆には大豆イソフラボンが含まれるが、この大豆イソフラブンは女性ホルモンに非常に似た構造を持ち女性ホルモンの働きを助けてくれる。大豆を良く食べると女性の乳房の発達に効果があると言われるゆえんだ。又、アロエベラには男性ホルモンの働きを阻害する作用がある。
アロエに含まれるポリフェノールが血管や細胞の活発化し、毛細血管や毛根細胞の働きを良くし、皮膚からの栄養分の浸透と細胞を適度に刺激します。唐辛子などの辛い食物なども頭のてっぺんから汗を噴き出し血行を良くしてくれる。合わせて取りたい食材だ。
アロイン・アロエマンナン・アミノ酸やムコ多糖体などには、死んだ細胞を酵素分解し、新陳代謝を促進しスムーズに除去する働きがある。そして、新しく生まれてくる細胞に元気を与える。
アロエには又保湿効果があり髪のうるおいにも効果がある。
また、アロエのゼリー状の部分に含まれる多糖体は白髪を減らす。多糖体には、体質を改善したり、免疫力を強化したりする働きがあるため、白髪の原因であるメラニン色素の減少をおさえて効果がある。
2009年8月21日金曜日
ビタミンCの多い食べ物
ビタミンにはビタミンA,B,C等があるが、それぞれ異なる効能を持っている。
それぞれの効能を理解し、自然の食材から補給することは健康的な毎日を過ごすために大切な事だ。
ビタミンCにはいろいろな薬効がある。その主な効果は
・免疫力を高め、風邪をひきにくくする
・発がん物質を抑えてがんに抵抗する
・ストレスに対抗する力を作る
たんぱく質の約30%はコラーゲンで、コラーゲンは細胞と細胞をつなぐ接着剤のような仕事をする。それがもとになって血管、骨や筋肉そして皮膚などの組織を形成する。美容に良いと言われるのもこのせいと思われる。
ビタミンCは、免疫力の元である白血球の働きを強化するとともに、自らも体内で感染を除去する。
ビタミンCは、胃がんや肝臓がんの原因物質とされるニトロソアミンの生成を抑制する。
ビタミンCは副腎に作用し、副腎ホルモンをつくる。この副腎ホルモンにはアドレナリンが含まれストレスに対抗するためのエネルギーを生成させる。
多くの野菜や果物に多く含まれている。
ビタミンCは水溶性ビタミンであるため、摂りすぎても余分なものは体外へ排出されるので取り過ぎの心配は無い。できるだけ新鮮な野菜や果物を生で食べるのがビタミンCの補給には良い。
2009年8月20日木曜日
とろろそば
とろろに使うヤマイモにはデンプンの分解酵素である「アミラーゼ」が豊富に含まれている。この消化酵素により消火を助け胃腸を強化してくれる。又糖尿病や腎臓にもよく、代謝を高め、冷え性、低血圧、ノイローゼそして精神不安定に効果がある。
このアミラーゼは、デンプンを糖質に分解してくれるので消化吸収を助ける。しかも、すり鉢ですったキメ細かいとろろは、細胞が破壊されて細胞の中に閉じ込められていたアミラーゼが、外に出やすくなる。
他にも、とろろにはビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウムとビタミン類やミネラル類が豊富に含まれる。この中でもとくにビタミンB1は、疲労回復にも効果のあるビタミンだ。
そばには、抗酸化物質として有名なポリフェノールの一種であるルチンが含まれています。ルチンは毛細血管を丈夫にしてくれるという働きある。さらに、そばにはコレステロールを排出してくれる食物繊維が豊富。
又、蕎麦つゆは塩分が多いので、塩分を排出する効果のある海藻をあわせて取りたい。
2009年8月19日水曜日
ビタミンBの多い食べ物
ビタミンAは粘膜を作るビタミンと言われ視力向上に効果があり、特に暗視の能力が増す。皮膚粘膜の強化や皮膚組織の補修再生機能があり、細菌に対する耐性ができやすい。
ビタミンB群は、新陳代謝の機能をアップさせる。「体の機能がアップする!」とは細胞を若返らせる事だや疲れをとる効果があるという事だ。ビタミンBはそのほか、貧血、脚気、筋肉痛、口角炎、皮膚炎などに効果があるといわれている。
主に野菜や穀物以外に含まれるので特にダイエット中の人は不足しがちになるのでバランス良い食事が必要だ。食事だけで十分に摂取できないときはサプリメントでの摂取も有効と思われる。
2009年8月18日火曜日
たけのこ汁、長野

たけのこは春先に旬を迎える食べ物で食物繊維が豊富と言われている。食物繊維以外にもビタミンB2、ビタミンEそしてカリウムを含んでいる。これらの栄養をたけのこだけで摂取するのは不十分だが、昆布の煮しめなど他の食材とうまく組み合わせて食べたい食材の一つだ。
北信地方の長野県では鯖の缶詰を入れたたけのこ汁が人気らしい。(参照:秘密のケンミンShow ヒミツのごちそう)
このたけのこ汁に使うたけのこは普通のたけのこではなくネマガリダケと言われる細いたけのこで6月中旬から7月の初めまでが旬のようだ。
一般のたけのこに含まれる栄養素(食材100g当たり)は食物繊維が2.8g、ビタミンB2が0.11g、ビタミンEが0.7mgそしてカリウムが520mgだ。
セルロースなどの(不溶性)食物繊維は 水に溶けず消化もされない。腸内で水を含んで数倍から数十倍に体積を増やす。これが胃の中では滞留時間を長くし満腹感が得られ約なる。ちょうにおくられて は便も量を増やし柔らかくする。膨らんだ便は腸壁を刺激し腸の蠕動運動をうながし便通をよくする。便の腸内での滞留時間を短くすることで毒素や過剰な糖分 や脂肪などのエネルギーの吸収を防ぐことになる。いわば腸内のお掃除に効果があると言える。
ビタミンB2は、「皮膚や粘膜のビタミン」「エネルギー代謝のビタミン」と呼ばれている。
体内で補酵素として働き、摂取した脂質を効率よくエネルギーに変えるエネルギー代謝のほか、多くの物質代謝にかかわっている。ビタミンAとともに呼吸、消化、循環系の粘膜の健康を保ち、眼、皮膚の働きを正常にし、体の健全な発育を促進する。
ビ タミンEは老化を防ぐビタミンとして有名だ。ビタミンEには、身体に無数に存在する細胞の膜(細胞膜)が酸化するのを防ぐ効果があります。細胞が酸化する と老化につながるので、ビタミンEをとることで若々しくいられるということになる。また、ビタミンEには、血液をサラサラにする効果もあり、動脈硬化や脳 梗塞、心筋梗塞などを予防する効果もある。他にも、筋肉の硬直をやわらげたり、生殖機能を正常に保つ効果もあるとされている。
ナトリウムの摂り過ぎは高血圧を招く、カリウムは、ナトリウムの排泄を促して 血圧を下げる作用がある。
2009年8月17日月曜日
夏の水分補給
最近はスポーツドリンク、烏龍茶や緑茶が多く飲まれる。スポーツドリンクには塩分を始めとして汗で失われがちな電解質も含まれ、汗をかいた後の水分補給としては最適な飲み物と言えそうだ。
麦茶も夏の運動の後の水分補給にはよさそうだ。
海洋深層水などのミネラルを多量に含む水で作った麦茶には血液をサラサラにしてくれる効果がある。
麦茶にマグネシウムとカリウム単独および両方を添加した飲料で血液流動時間が短縮することが科学的に証明された。少し古いものだが、伊藤園の研究報告で報告されている。
血液をサラサラにする効果としては他に納豆キナーゼやEPAなどが特に効果有るものとして有名だ。
夏場水分を失うと血液がどろどろになってしまうためこまめな水分の補給が必要だ。合わせて電解質や塩分の補給を忘れないようにしたい。
夏に汗をかいた後にはジュースなども健康によさそうだが、糖分が多量に含まれるため必要以上の摂取には注意がひつようだ。
2009年8月7日金曜日
ビタミンAの多い食べ物
ウナギには一日に必要なビタミンAを2.5倍持ち、
ビタミンAは視力向上に効果があり、特に暗視の能力が増す。皮膚粘膜の強化や皮膚組織の補修再生機能があり、細菌に対する耐性ができやすい。男性機能の向上とガンの予防効果などが期待されている。
ビタミンAは脂溶性ビタミンで、水溶性ビタミンのBやCの様に水に溶けないため過剰に摂取すると深刻な障害を引き起こす事が知られている。ビタミンAを多く含む食品はウナギ、レバーなどなので日常的に大量摂取する事はあまり考えにくいが、注意は必要だ。
一方β―カロチンはプリ―ビタミンAと言われ体内で必要なだけビタミンAに変化すると言われる。そのためβ―カロチンからビタミンAを摂取した場合は過剰摂取の障害を心配する必要は無い。
β―カロチンは人参、ホウレンソウ、カボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれる。過剰摂取の心配のない緑黄色野菜を十分食事から摂取したいものだ。
2009年8月6日木曜日
暑い夏、スイカのおいしい季節
暑い夏、豊かになった日本人は汗をかくことが少なくなった。冷房のよく利いた事務所、デパートもスーパーもクーラーが利いている。若い女性には冷房病で自律神経が不調を起こす事も多い。こんな暑い日外に出て汗をかかなければますます人間の持つ生きる力を失ってしまうのだ。汗をかこう、汗をかこう、汗をかいて失われる栄養を食べ物で補給しよう。本来の力を取り戻すために。
汗をかくと失われやすい水溶性のビタミンであるビタミンCはストレスによっても失われてしまう。スイカにはビタミンCが豊富に含まれている。又眼の疲れ防止に効くビタミンAも含まれる。ミネラルでは血圧を正常な状態に保持してくれるカリウムが比較的多く、マグネシウムや鉄分なども含まれる。
すいかを食べると体を中から冷やしてくれる。暑い夏場を乗り切る果物だ。
すいかを食べると、利尿作用・むくみ解消・高血圧予防・心筋梗塞予防・脳梗塞予防・ガン予防などに効果があると言われている。
また、スイカにはシトルリンというアミノ酸が含まれており、新陳代謝の向上、疲労の回復、冷え症やむくみの改善等に効果があり、さらに、肝臓内でアンモニアを解毒させる効果といった、内臓への作用もとても高いのです。
シトルリンの効能は、女性が気になる肌質の改善。男性の精力の効果が注目されており第二のバイアグラとして期待する声もある。
中国では季節を問わずスイカは人気の果物だ、日本ではスイカは夏の暑いときの果物だ。スイカの薬効を期待するならサプリメントが便利かもしれない。
2009年8月5日水曜日
便秘にアロエ
便秘を起こすと腸内に食物が長時間滞留し、場合によっては腸内の悪玉菌で腐敗発酵を起こしガスが発生したり、毒物を生成したりする。これらの毒が体に吸収され吹き出物をおこしたり、肌荒れを起こしたり体に害がある。又、食物が長く腸に滞留することにより、必要以上に脂肪や糖分を吸収してしまい肥満の原因となってしまう。
最近の食生活、肉食やハンバーガー、運動不足、ストレス。日常生活は自然からかけ離れ便秘などの不具合が人間にもたらされる。便秘解消には食物繊維を取る事、腸で善玉菌を増やす乳酸菌を毎日摂取することそして適切な水分、運動が肝心だ。
便秘には食物繊維が良い。食物繊維は水分を含むとボリュームが数倍から十数倍に膨れ上がり、胃に長時間滞留することで満腹感がえられるようになる。これで食事の量をコントロールしやすくなる。又腸に届いたあとは便の量を多くすることで腸壁を刺激し蠕動運動をおこす。食物の腸内での滞留時間を短くし毒物や脂肪そして糖類が吸収されるのを最小限にすることができる。
ビフィズス菌などの乳酸菌は腸で善玉菌をふやす。乳酸菌は増殖する際、有機酸を作り出し、その酸が腸の運動を活発にし、腸を健康にしてくれる。悪玉菌が優勢になると、腸の働きを悪くしたり腸内で食物が腐敗発酵しガスや毒素を発生することになる。
食物繊維と乳酸菌、そして水分を十分に取り適当な運動を行えば通常便秘は解消してくれる。それでも便秘が解消しない時がある。そんな時にはアロエが効果ある。
アロエにはアロエエモジンという強力な緩下作用がある成分が含まれる。アロエを蜂蜜に漬けて食べても効果は絶大だ。蜂蜜には強力な殺菌作用があり、悪玉菌を抑えるのに効果がある。
アロエは決して期待を裏切らない。
2009年8月4日火曜日
酢
酢の中には酢酸と呼ばれる酸味成分が入っているが、これが体内に入るとクエン酸に変わる。クエン酸サイクルでエネルギーを作り出し、人の体を動かず原動力になる。不足するとエネルギーが消費されにくい体になる。
酢にはアミノ酸が豊富に含まれており、アミノ酸を飲んで体を動かすと脂肪燃焼率がアミノ酸を摂取しない場合の倍以上に高くなる。特に黒酢やもろみ酢には、豊富にアミノ酸が含まれて基礎代謝の向上に効果がある。
酢を摂取すると、体内がアルカリ性に保たれ、さらには血液中の中性脂肪が減り血液がサラサラになる。血流が良くなることで、代謝がアップし、痩せやすい体になる。
酢のクエン酸は、腸の働き(蠕動運動)を活発にする働きがあり、便秘を予防うる。便秘になると痩せにくい体になる。
このような酢のダイエット効果は黒酢やもろみ酢だけでなく普通の酢でにも確認されている。
脂肪燃焼には唐辛子に含まれるカプサイシンが効果があるが、酢に含まれるアミノ酸と酵素が脂肪燃焼に効果があるようだ。
ダイエットする場合はカロリーを制限するか代謝を上げるかが主な方法。
食物繊維を増やすなどのカロリーの吸収を抑える方法もあるが、単純に食事制限でカロリーを減らした場合代謝量がカロリー摂取量の低下とともに低下しやすいため、食事制限をやめた場合にリバウンドが起こりやすい。その点代謝を上げるダイエット法は継続性がありリバウンドもないため長い目で見てこのましいやり方になる。
酢が体に良いのは分かるが、刺激が強く大量に摂取することは難しい。味付けに醤油を使うところを酢を混ぜて食べるのが塩分も抑えられてよい。
愛知県半田市にある酢のトップメーカ ミツカン酢がHPで酢のダイエット効果について研究結果を発表している。
2009年8月3日月曜日
とくダネ ザリガニ料理
8月3日フジテレビ系「とくダネ」でザリガニ料理が田舎のロブスターとして紹介されていた。
日本ではあまり食べられないザリガニだが、フランスやアメリカなど海外では良く食べられているようだ。
もっと身近なところでは中国の四川料理に小龍蝦として血行促進や脂肪&エネルギー燃焼に効果がある唐辛子や山椒と一緒に煮て食べるのが一般的だ。値段も安く人気の料理で中国に出張していた頃数回食べる機会があった。味はやはりエビや蟹に似ていてザリガニである事を気にしなければじゅうぶんおいしい食べ物だ。頭のところには蟹味噌ならぬザリガニ味噌も少しだがあり、おつなものだ。
エビや蟹が茹でると赤くなるのはトマトに含まれる抗酸化性がビタミンCの数倍もすぐれたリコピンと同じ成分を持つからだ。
2009年8月2日日曜日
納豆と納豆キムチはダイエットに効果
最近は関西を始め西日本でも食べられるようになり食べ方もいろいろ工夫されテレビなどでも紹介されるようになった。納豆の由来ははっきりしないがこれも中国からの伝来のようだ。寺院の納所(出納所)でつくられたため納所の豆で納豆と呼ばれたらしい。納豆を食べるときに糸を引くことから手が汚れるなど問題もあるが、最近はよりきれいに食べられるあたらしいパックも見られるようになった。
数年前の事だが、キムチダイエットや納豆キムチダイエットが流行した。
データねつ造し放送中止に追い込まれたあの「あるある大事典」が発端のようだ。
そもそもキムチは唐辛子やニンニクが体内の代謝を高め、脂肪の燃焼に効果がある。代謝を上げるとともに血液の流れをよくしい発汗作用をあげ、皮膚にも良いと考えられる。きれいな肌というわけだ。
韓国で一般に食されるキムチにはイカや蟹、豚肉などタンパク質がふくまれ、これを発酵させる過程で乳酸菌を大量に増やしてくれる。腸内で善玉菌を増やすとされる植物性の乳酸菌がいっぱいだ。キムチには1g中に何億という乳酸菌が存在する。乳酸菌は、いわゆる善玉菌のこと。健康な人なら悪玉菌に比べて善玉菌が優勢で、腸内をきれいにしてくる。ところが、体が弱ると悪玉菌が精力を伸ばし、善玉菌の数が減少する。
当時話題になった納豆キムチはこの乳酸菌が納豆に含まれる大豆成分を餌にして乳酸菌発酵させることにより、大量の乳酸菌を発生させるものだ。納豆菌を乳酸菌といっしょにとると、乳酸菌の増殖を助ける。まず納豆菌が食べ物を分解し、それを乳酸菌が餌にして成長していく、そして納豆菌がつくり出したグロスファクター(成長因子)を使って、キムチの乳酸菌が急速に増殖する。
納豆菌はO-157やコレラ菌などに対しては、菌の増殖を抑制する作用がる。つまり、納豆は、乳酸菌などの善玉菌の増殖を助け、悪玉菌の増殖を防ぐ力がある。納豆キムチは、日本人の死亡原因のトップであるガンも予防効果がある。大豆の抗酸化作用は納豆になることで4倍にもアップし、キムチの乳酸菌が腸をきれいにすることで大腸ガンを予防すると言われる。
実際に試してみたのだが、確かに健康にはよさそう。ただし、納豆を乳酸菌発酵させる過程で独特のにおいが発生する。納豆特有のアンモニア臭だ。
人前に出るときは決して食べないほうがよさそう。このにおいは特別で百年の恋も冷めてしまうだろう。
キムチは白菜を主原料に作ることが多い、白菜他に含まれるビタミン類、白菜の食物繊維が便秘の解消や腸内環境等のダイエットに効果があるのは言うまでもないことだ。
納豆菌はどこにでもある菌だが、普通の雑菌と比べ高温でも生存するという特色を持つ。稲藁を湯で消毒すると、雑菌は死んでしまうが、納豆菌は生存する。茹でた大豆をこの稲藁でくるみ保温すると納豆ができる。昔は炬燵に入れて作ることもあったようだ。今ではこの稲藁に入った納豆を見ることはなくなった。
納豆は納豆菌で発酵するのだが、発酵が進むとアンモニア臭がするなどで食べられなくなるため、一般に販売されている納豆は酵母で納豆菌の繁殖を抑えている。この臭いを抑えるのには植物性乳酸菌が効果あると言われている。
納豆の効用は納豆菌が腸で善玉菌をふやす。納豆キナーゼが血液をさらさらにして血栓を防ぐ、大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た構造で女性に良いとされる。さらにビタミンKは骨粗しょう症に効果があると言われている。
一時は放送中止になったテレビ番組でガンなどに効果があると言われたこともあるが、それほどでもなくても納豆が体に良いのは1000年以上日本人に愛されてきた事で証明されている。
また最近、納豆に含まれているビタミンK2には骨粗鬆症を予防する働きがあることが発見された。しかもビタミンK2は納豆特有の成分といっていいものだ。
骨粗鬆症は、骨が弱くスカスカになる症状だ。とくに足のつけ根が折れた場合、完治することはむずかしく、結果として寝たきりや、痴呆へと進行する。
骨を丈夫にする成分としてはカルシウムが有名だが、カルシウムは単独で補給しただけではなかなか骨には付着しない。ビタミンK2はカルシウムを付着させる一種の糊(オステオカルシン)の役割を助ける。
男性に多い心筋梗塞などの血管系の病気、近年女性にとって深刻な悩みである骨粗鬆症と、納豆キムチは性別を問わず効く食べ合わせといえる。血栓予防や骨の強化という意味では1日1パック食べれば十分。元気な状態で長生きするために、毎日の食卓に納豆キムチが良い。
2009年8月1日土曜日
マイタケが冷凍でおいしくなる
きのこと海藻は食物繊維の宝庫だ。食物繊維は便秘解消に効果があり、ダイエットに大きな効果がある。
そのキノコのおいしい食べ方がテレビで紹介された。体に良い食べ物をおいしく食べられるのはありがたいことだ。
7月18日の日テレ系、世界一受けたい授業で冷凍するとおいしくなる食べ物が紹介され。さっそく試してみた。
マイタケを新聞紙で包んで冷凍した。解凍するとキノコの臭いが強くなった。キノコの細胞膜が壊れ中のうまみ成分が出てきたのだろう。キノコの中でもマイタケは冷凍効果が大きいようだ。マイタケは普通のきのこと異なり霊芝やアガリクスなどと同じサルノコシカケ科にぞくするキノコだ。マイタケに制ガン成分があるという話は聞かないが、αグルカンなどが含まれていれば案外健康に良い機能があるのかも知れない。
一般に肉などを冷凍する場合、瞬間冷凍することで細胞膜を傷つけずにもとのままに保存できる。今回の食材は逆のことをする。
シジミやキノコを新聞紙などの保温性のあるもので包みできるだけゆっくり冷凍するものだ。瞬間冷凍と逆に細胞膜は水が氷に変わるときに体積が変化する事で傷つく。
細胞膜が傷つくことにより、普通の食事では出てこない成分が細胞膜からしみだしてくる事が理由らしい。