
たけのこは春先に旬を迎える食べ物で食物繊維が豊富と言われている。食物繊維以外にもビタミンB2、ビタミンEそしてカリウムを含んでいる。これらの栄養をたけのこだけで摂取するのは不十分だが、昆布の煮しめなど他の食材とうまく組み合わせて食べたい食材の一つだ。
北信地方の長野県では鯖の缶詰を入れたたけのこ汁が人気らしい。(参照:秘密のケンミンShow ヒミツのごちそう)
このたけのこ汁に使うたけのこは普通のたけのこではなくネマガリダケと言われる細いたけのこで6月中旬から7月の初めまでが旬のようだ。
一般のたけのこに含まれる栄養素(食材100g当たり)は食物繊維が2.8g、ビタミンB2が0.11g、ビタミンEが0.7mgそしてカリウムが520mgだ。
セルロースなどの(不溶性)食物繊維は 水に溶けず消化もされない。腸内で水を含んで数倍から数十倍に体積を増やす。これが胃の中では滞留時間を長くし満腹感が得られ約なる。ちょうにおくられて は便も量を増やし柔らかくする。膨らんだ便は腸壁を刺激し腸の蠕動運動をうながし便通をよくする。便の腸内での滞留時間を短くすることで毒素や過剰な糖分 や脂肪などのエネルギーの吸収を防ぐことになる。いわば腸内のお掃除に効果があると言える。
ビタミンB2は、「皮膚や粘膜のビタミン」「エネルギー代謝のビタミン」と呼ばれている。
体内で補酵素として働き、摂取した脂質を効率よくエネルギーに変えるエネルギー代謝のほか、多くの物質代謝にかかわっている。ビタミンAとともに呼吸、消化、循環系の粘膜の健康を保ち、眼、皮膚の働きを正常にし、体の健全な発育を促進する。
ビ タミンEは老化を防ぐビタミンとして有名だ。ビタミンEには、身体に無数に存在する細胞の膜(細胞膜)が酸化するのを防ぐ効果があります。細胞が酸化する と老化につながるので、ビタミンEをとることで若々しくいられるということになる。また、ビタミンEには、血液をサラサラにする効果もあり、動脈硬化や脳 梗塞、心筋梗塞などを予防する効果もある。他にも、筋肉の硬直をやわらげたり、生殖機能を正常に保つ効果もあるとされている。
ナトリウムの摂り過ぎは高血圧を招く、カリウムは、ナトリウムの排泄を促して 血圧を下げる作用がある。
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