2009年9月14日月曜日

瀬田シジミ

最近少なくなった食材の一つにシジミがある。シジミは滋養のある食べ物で江戸時代にはシジミ売りがいて、広く食べられていたようだ。

シジミにはヤマトシジミと「瀬田シジミ」があるが、ヤマトシジミは宍道湖が最大の産地。全国の生産量の約半分が宍道湖産との事だ。

シジミの味噌汁は、二日酔いの朝にもってこい。タウリンや、アミノ酸、メチオニンが傷んだ肝臓を修復してくれる。赤味噌のメラノイジンも、しじみのオルニチンも基礎代謝をアップさせる効果があり、シジミの味噌汁は疲労回復やダイエットに効果がある。

琵琶湖に流入する川の数は数知れないが、琵琶湖から流出する川は一本だけだ、瀬田川となって琵琶湖の水は京都、大阪へ流れていく。途中京都では宇治川、大阪では淀川と名前を変えながら流れる川だ。

琵琶湖には特有のシジミがあり、「瀬田川」で多産したために「瀬田しじみ」と呼ばれかっては6000トンもあった漁獲量は現在300トンを割り込んでいる。

シジミは、ミネラルビタミンB12が豊富に含まれており、肝臓病予防に効果があると言われる。タウリン・コハク酸・アスパラギン酸・メチオニン (アミノ酸の一種) が多量に含まれている。

メチオニンは毛髪を形成するタンパク質、ケラチンを組成するのに必要な18種類のアミノ酸の内のひとつで育毛・発毛に役立つとされる。

メチオニンは脂肪を乳化する働きがあり、その働きによって、肝臓や動脈に余分な脂肪を蓄積しにくくする。

メチオニンは肝臓内に侵入した鉛・水銀・カドニウムといった有害金属類と積極的に結合、排出してくれる。肝臓機能を保護・改善し、代謝も高めてくれる働きがある。二日酔いに効果があると言われているのはこの効果のためで、アルコールをを飲む人には欠かせないアミノ酸だ。

又、タウリンはコレステロールの分解を促進し、ダイエットに効果がある。

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