食べ物には三大栄養素としてタンパク質、脂質、炭水化物があるが、それに加えビタミンとミネラルを合わせ五大栄養素という。または食物繊維を加えて六大栄養素と呼ぶこともある。
三大栄養素の役割はタンパク質の構成要素であるアミノ酸が体の代謝の調整を行う。タンパク質と一部の脂肪が体の細胞を作る。脂肪と炭水化物が生体活動のエネルギー源となる。
一方五大要素の一つであるビタミン類はほとんどが体の代謝の調整に機能する。ミネラルはビタミンと同じく体の代謝の調整に役立つが、ごく一部はエネルギー源となる。
食物繊維は腸の働きを整えたり、便秘や生活習慣病の予防、改善効果がある
ビタミンM(葉酸)はビタミンの一つだ。
レバーやホウレンソウなどの緑黄色野菜に多く含まれる葉酸はかつてはビタミンMとも呼ばれていた、現在はビタミンB群に分類される。葉酸はビタミンB12と一緒に働き、核酸の合成、赤血球の合成、体内でアミノ酸やたんぱく質の合成を促進し、皮膚や口内の粘膜の強化に役立つとされる。
葉酸が不足すると、悪性の貧血、口内炎、食欲不振、等の症状が現れる。
妊娠初期に葉酸不足を起こすと胎児に神経障害を起こしやすくなる。
葉酸は通常、腸内細菌によって合成され、通常では葉酸が不足することは無いが、妊婦の場合は不足することがあるので悪性貧血などがある場合はサプリメントなどで補充する必要がある。
ビタミンには粘膜の形成に役立つビタミンA,疲労回復効果や貧血に効果のあるビタミンB、免疫力を高めるビタミンC、骨や歯を形成するビタミンD、抗酸化力の強いビタミンE、血液を正常に凝固させたり骨粗鬆症の予防になるビタミンKや核酸の合成、赤血球の合成そしてアミノ酸やたんぱく質の合成に欠かせない葉酸等がある。
それぞれの効能を理解し、自然の食材から補給することは健康的な毎日を過ごすために大切な事だ。
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