日本人は卵が大好きだ。温泉に行けば地元でとれた卵を温泉卵にして食べさせてくれる。最近は坂東英二がゆで卵好きでとみに有名になった。決して豪華ではないが、栄養価も高く、日本人の健康を支えている食材の一つだと思う。
朝食の卵かけご飯は、納豆などと並ぶ日本の家庭食の代表だ。世界広しといえども卵を生のまま食べるのは日本だけのようだ。
他国で生卵を食べないのは、食文化や食習慣のせいもあるけれど、それ以上にサルモネラ菌の問題があるからだ。日本では生食を前提にして養鶏家が衛生管理を良くしているからだろう。
卵かけご飯専門の食堂ができたり、卵かけご飯専用の醤油が販売されたり、専用と称する卵も販売されており、まだまだ卵かけご飯の人気は続きそうだ。
卵は物価の優等生と言われ、卵は日本人にとって貴重な蛋白質の補給源として長くその地位を守ってきた。鶏卵は毎年約250万トン生産され、茨城、千葉、鹿児島、愛知の順で生産量が多い。
卵はもともと生命の始まりなので、生命のために必要な栄養分がぎっしり詰まっており、乳製品と並ぶ完全食品だ。
卵は8種類の必須アミノ酸や、免疫力の向上に効果がある、ビタミンC以外のビタミンやミネラルをバランスよく含む。
その中で特にコレステロールを下げるとされるレシチンとメチオニンは体に良い成分と言える
卵黄には多くレシチンが含まれている。レシチンは血中コレステロールの値を正常に保って、動脈硬化を予防する働きがある。
また、レシチンの主成分から作られているコリンから作られるアセチルコリンには老化や痴呆を予防する効果があると言われている。
卵にはメチオニンという栄養素が豊富に含まれている。メチオニンは肝臓によい作用を及ぼして、肝機能障害に効果的であると言われている。
生卵以外にも、目玉焼き、卵焼き、ゆでたまご、温泉卵など卵料理は多い、一日に2個ぐらい卵を食べてもコレステロールを増やす心配は無いので毎日卵を食べたいものだ。
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