山芋には山の芋、やまと芋、長芋、いちょう芋、自然薯(じねんじょ)、大薯(だいしょ)等の種類があり、又地方によって呼び方がいろいろある。
日本原産種の野生種の山芋を自然薯と呼ぶ。
もともと里で作る栽培種の芋を里芋といい、山で採れる自然種の芋を山芋と称していたようだ。そのうちで日本原産種の野生種の山芋を自然薯と呼ぶのは、同じ山芋であっても外来の栽培種と区別するためだ。
里芋は山形のイモ煮会でも良く食べられるが、これは加熱して食べるものだ。
一方山芋は芋に含まれるデンプンが非加熱状態でアルファ化しているので生で食べることができる、すりおろして食べるので「とろろ」で食べるのが一般的だ。麦飯にとろろをかけて食べる麦とろは質素ながら白米には無い栄養のバランスが取れている。
山芋に含まれる粘り気の成分のひとつはムチンと呼ばれ胃の粘膜を保護する。胃炎や胃潰瘍を防止に効果がある。デオスコランは血糖値を下げる効果があり、酵でんぷんの吸収を遅らせる酵素も持っている。
また食物繊維が多い食品で、整腸作用、強壮作用、糖尿病予防、ダイエットにも大きな効果が期待できる。
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