2009年7月31日金曜日

カボチャの黄色はベータカロチン

βカロチンは人参やさつまいも、かぼちゃなどの緑黄色野菜やパパイアなどの果物に多く含まれている色素カロチノイドの一種。カロチンの中でももっとも多く存在し、緑黄色野菜の中枢成分だ。β-カロチンは体内で必要なだけビタミンAに変わることで知られ、過剰摂取による心配もない。ビタミンAを長時間にわたり過剰摂取すると、髪の毛が荒れ、まゆを含めて部分的な脱毛が生じる等の障害がでる。

ビタミンAはムチン層をつくり(粘膜 - 水溶性食物繊維参照)、目を乾燥から守るはたらきがある。
ビタミンAの効果は、髪の健康、夜盲症、視力の低下予防、呼吸器系統の病気の感染に対して抵抗力をつける、皮膚や粘膜を正常に保つ、生殖機能を維持する、成長を促進するなど。
不足すると粘膜が乾燥しやすくなり、目が乾く、肌がかさつく、風邪をひきやすい、胃腸の粘膜が傷つきやすい、髪が傷む、爪がもろくなる、などの症状があらわれる。

又β-カロテンには、抗酸化作用がある

食べ物の色に意味があることに最初に気がついたのは紫色だった。年を取るにつれ特に夜になると字が見えにくくなる。もちろん老眼が進んでくるせいだがそれだけではない。目の機能が低下しているのだ。雑誌でイギリスのパイロットが夜間の飛行時ブルーベリーを食べているという記事を見たのが初めてだ。紫色のアントシアニンが夜視に効果あるというのだ。
ブルーベリーだけではなく紫イモなども同じアントシアニンが含まれているという。食べ物の色素が体に良い作用をするのだ。食物に含まれる色素には抗酸化物質 が多いのだ。

お茶の緑、赤い色のトマトのリコピンは非常に強い抗酸化性を持つ。赤ワインのポリフェノールも抗酸化性が強い。 梅干しの赤シソも殺菌作用など体に良い影響を与える。他には黒烏龍茶に含まれる黒い烏龍茶ポリフェノールは食事に含まれる脂肪分の吸収を抑える効果があると言われる。

黄色はどんな色?

カボチャを食べると風を引かないとか、冬至に食べるとかいわれるカボチャ。これはカボチャの黄色い色にβカロチンが含まれガン予防に効果があるからだと言われる。
他にもビタミンEが含まれこれは酸化防止に効果があり、老化を防ぎしみやしわをなくし若返りに効果がある。
又カボチャには3.5%ほどの食物繊維が含まれ、便秘の改善に役立つ。

これ以外にも体に良い色は未だたくさんあるだろう。 何も結びつかない食べ物が、同じ色で同じような栄養素を持っている自然は偉大だ。体のためにもきれいな色の食べ物を楽しみたい。

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