古来ねばねば食品は人間の粘りを増す食べ物として愛されてきた。ねばねば食品は精を増すものとして珍重されてきた。
もっとも一般的なねばねば食品は納豆だ。納豆は毎日、日本中の何百万人の人が食べ続けている。
モロヘイヤも健康食品としてエジプトで栽培されクレオパトラが愛した健康食だ。日本にも20年ほど前に一時健康食ブームで栽培される例が増えてきた。
きのこのなめこ、ジュンサイにもぬるぬる、ねばねば成分があり独特の食感で愛されてきた。
山芋や里芋に含まれるねばねば成分はその性質通り、精力を増し人間の粘りに効果があるとされる。
特に男性機能の向上に効果があると言われている。
オクラは日本の野菜と思われているが実は西アフリカ原産でOKURAやOkraと称する。アメリカなど海外でもオクラと言えば知っている人が多い。日本に入ってきたのは比較的新しく明治時代に導入され多と言われる。
オクラは軽く茹でるとねばねば成分が残り独特の食感だ、これに醤油をかけて納豆のように食べることができる。納豆は臭いが気になり食べられない人も少なくないが、オクラはその点臭いも少なく食べやすい野菜だ。
食物繊維も多いので多用したい食材だ。
海藻のぬめりと同じようにオクラのネバネバ成分は水溶性食物繊維だ。
水溶性食物繊維は食べものを粘膜で包み込むため胃の中に滞留する時間が長くなり、いわゆる腹持ちする。これにより過食を防ぐことができる。
腸に入ってからは分解された糖分や脂肪分が粘膜で包まれるために腸での吸収を抑え体内へ取りこまれるのを抑制する。
食物繊維は腸内で水分を吸収し便の量を増やす事により便秘の解消に効果がある。これらの総合的な効果によりダイエットに大きな効果がある。
ネバネバ成分は人間の体内の粘膜と同じような働きをするため、特に胃粘膜の保護に良いとされる。胃炎や胃潰瘍の人はぜひ多用したい食べ物だ。
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